【不動産売却】名古屋でおすすめの
不動産会社ランキングをご紹介します!
不動産を売却する方法として、仲介や買取があります。自分が納得できる価格や条件で不動産売却をしたい場合は、仲介や買取についてしっかりと理解し最適な方法を選ぶことが大切です。
また不動産売却をする場合は売却に対応している不動産会社に依頼することになりますが、不動産会社ごとに得意な方法や対応もさまざまなので、
・どこの業者に依頼すればいいの?
・売却するうえでの注意点は?
・相場はどうやって調べるの?
といった疑問や課題が生まれると思います。 そこで当サイトでは、名古屋市で不動産売却をしたい方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。
実績や対応サービスなど、こだわりで選ぶおすすめの不動産会社や不動産売却をするうえで知っておきたい情報のほか、WEBアンケートを実施して実際に不動産売却をした方の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。不動産売却についての不安を解消し、納得できる形で売却しましょう。
Contents
Ranking【不動産売却】名古屋の
不動産会社ランキングBEST7!
不動産ショップ リクラス
おすすめポイント
Point1 | 不動産売却成約率90%超 |
Point2 | 宅建士の割合が90%超 |
Point3 | Googleクチコミ評価4.5超 |
名古屋市の不動産売却実績
戸建て
売却価格 | 物件種目 | 物件所在地 | 建物専有面積(m²) | |
---|---|---|---|---|
2,680万円 | 戸建 | 愛知県名古屋市南区宝生町一丁目 | 120.14 | |
3,650万円 | 戸建 | 愛知県名古屋市昭和区福江一丁目 | 64.22 |
マンション
売却価格 | 物件種目 | 物件所在地 | 建物専有面積(m²) | |
---|---|---|---|---|
1,418万円 | マンション | 愛知県名古屋市天白区植田南三丁目 | 68.35 | |
700万円 | マンション | 愛知県名古屋市天白区植田南三丁目 | 68.35 |
土地
売却価格 | 物件種目 | 物件所在地 | 建物専有面積(m²) | |
---|---|---|---|---|
2,080万円 | 土地 | 愛知県名古屋市南区南野三丁目 | 160.5 | |
2,100万円 | 土地 | 愛知県名古屋市緑区ほら貝一丁目 | 126.65 |
Googleマップの口コミが高評価!40の金融機関や60のハウスメーカーと提携!
不動産ショップリクラスは、Googleでの口コミ評価が非常に優れています。常に顧客目線に立ってサポートを行い、他社よりも高値で売却や買取を行っているからこそ、そういった結果を出すことに成功しているのでしょう。
また、40の金融機関や60のハウスメーカー・建築会社と提携していることによる対応力の高さも強みです。相談は無料で、特典がもらえる場合もあるなど、相談することのメリットは非常に多いといえます。
不動産ショップ リクラスへのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 愛知県知事(2)23517号 |
売却方法 | 仲介、買取、買取保証 |
その他サービス | 相続相談、土地活用、賃貸経営、建物メーカー紹介、建物解体。遺品整理、生前整理 |
問い合わせ | 電話・メールフォーム・LINE |
電話番号 | 0120-43-8886 |
営業時間/定休日 | 営業時間 9:00~19:00 定休日 水曜日・祝日(土日が祝日のときは翌月曜日) |
店舗所在地 | 【瑞穂店】 愛知県名古屋市瑞穂区田辺通1-1 Nitto101ビル 102号 【大府店】 愛知県大府市共和町2-15-7 ウインドヌーブあづま102 |
三井住友トラスト不動産
おすすめポイント
Point1 | 優れた情報ネットワーク |
Point2 | ワンストップサポート |
Point3 | きめ細かな対応力 |
名古屋市の不動産売却実績
売却価格 | 物件種目 | 物件所在地 | 土地面積 建物/専有面積 |
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700万円台 | マンション | 愛知県名古屋市中区栄2 | – – |
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2,900万円台 | マンション | 愛知県名古屋市緑区曽根1 | – 84.07m2 |
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200万円台 | マンション | 愛知県名古屋市中区栄1 | – 18.0m2 |
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1億2,300万円台 | マンション | 愛知県名古屋市中区栄1 | – 87.91m2 |
三井住友信託銀行グループならではの幅広いネットワークとコンサルティング力!
三井住友トラスト不動産は年間8,000件を超える方法な売買実績があります。満足度調査では91%以上が「大変満足した」「満足した」といった回答をしていることからも、ただたくさんの対応をしているだけでなく、一件一件しっかりと顧客のことを考えながら対応していることがうかがえます。
さらに、三井住友信託銀行グループ全体でサポートしてくれるというのも独自の強みといえる部分です。
三井住友トラスト不動産へのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 国土交通大臣(9)第3397号 |
売却方法 | 媒介など |
その他サービス | 投資・事業用不動産販売など |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 【名古屋センター】 営業時間 9:30~17:30 定休日 水曜日・祝日 |
店舗所在地 | 【名古屋センター】 愛知県名古屋市中区栄3-15-33 栄ガスビル12階 |
ウィル不動産販売
おすすめポイント
Point1 | 期間報酬制度がある |
Point2 | PV数が非常に多いサイトを複数運営 |
Point3 | チームで売却をサポートする |
名古屋市の不動産売却実績
売却価格 | 物件種目 | 物件所在地 | 土地面積 建物/専有面積 |
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1,400万円台 | マンション | 愛知県名古屋市千種区日和町2 ライオンズマンション本山 | – 68.75m2 |
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1,800万円台 | マンション | 愛知県名古屋市千種区池下1 ジャルダン池下 | – 67.57m2 |
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6,800万円台 | マンション | 愛知県名古屋市千種区高見2 セントラルガーデンレジデンスIID棟 | – 90.67m2 |
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4,600万円台 | 一戸建て | 愛知県名古屋市千種区下方町5 LUIE 千種区下方町五丁目 | 98.64m2 97.8m2 |
仲介手数料最大半額!合計で月間85万PVのサイトがあるからこその売却力も魅力!
ウィル不動産販売には最大で仲介手数料が半額になる「期間報酬制度」があります。この制度は契約の成立時期に応じて手数料が変わるというもので、3か月以内に売却の契約が成立した場合に節約できたコストを還元してもらうことが可能です。加えて、ウィル不動産販売はPV数がとても多いサイトを複数運営しているという強みも持っています。
ウィル不動産販売へのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 国土交通大臣(4)第6447号 |
売却方法 | 仲介、買取など |
その他サービス | リフォームなど |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 営業時間 10:00~19:00 定休日 年末年始 |
店舗所在地 | 【覚王山営業所】 愛知県名古屋市千種区末盛通1-9-4 |
住友不動産販売
おすすめポイント
Point1 | 全国に店舗を多数展開 |
Point2 | 豊富な顧客ストックを持つ |
Point3 | オークションにも対応 |
全国に直営ネットワークがある!顧客ストックも豊富!
住友不動産販売は237以上の店舗を全国に展開し、広いネットワークを構築しているため、それぞれの地域に密着した対応をすることが可能です。また豊富な顧客ストックを誇り、迅速に物件情報を紹介していることからも、売却がスムーズに進むことが見込めます。
そのうえ、ステップオークションにも対応している点も、より早期の売却を成功させる確率を高めています。
住友不動産販売へのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 記載なし |
売却方法 | 仲介など |
その他サービス | 賃貸仲介、相続対策など |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 【名古屋営業センター】 営業時間 9:30~18:20 定休日 火曜日・水曜日 |
店舗所在地 | 【名古屋営業センター】 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-13 いちご丸の内ビル7階 |
東急リバブル
おすすめポイント
Point1 | 最新の市場相場をもとにした提案 |
Point2 | 自社オリジナルサービスを提供 |
Point3 | 51年以上の実績がある |
根拠がしっかりとある戦略的な提案を行う!独自のサービスを最大限活用!
東急リバブルは最新の市場相場を検証したうえで、売主の要望や希望条件をヒアリングし、豊富な実績にもとづく戦略的な提案を行っています。
また、自社オリジナルのサービスを最大限に活用して、売主や買主が安心して取引できる環境を造り上げているのも特徴的なポイントの一つです。オリジナルのサービスはとても豊富なので、不安なく取引を進めていけることでしょう。
東急リバブルへのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 国土交通大臣(12)第2611号 |
売却方法 | 媒介、買取など |
その他サービス | 投資サポート、相続サポート、トランクルーム・レンタル収納事業など |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 【名古屋駅前センター】 営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜日・水曜日 |
店舗所在地 | 【名古屋駅前センター】 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング8階 |
ハウスドゥ
おすすめポイント
Point1 | 地域密着型 |
Point2 | 全国ネットワークの宣伝力 |
Point3 | 要望に応じた売却方法を提案 |
地域に密着しているので査定力が高い!不動産のプロによる対応力も抜群!
ハウスドゥは全国に695店舗以上を展開していて、地域に密着しているからこその信頼できる査定力が魅力です。
多くの仲介実績や過去の近隣の成約事例、現在販売中の近隣事例といったさまざまなデータをもとにして査定してくれるので、査定の内容に不安感を抱くことは基本的にないといえるでしょう。そして、全国ネットワークがあるため、販売力が高いのも強みです。
ハウスドゥへのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 国土交通大臣(3)第8077号 |
売却方法 | 仲介など |
その他サービス | リフォームなど |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 【ハウスドゥ 名古屋守山南】 営業時間 9:00~18:00 定休日 年末年始 |
店舗所在地 | 【ハウスドゥ 名古屋守山南】 愛知県名古屋市守山区白山1-2306-3 |
不動産SHOPナカジツ
おすすめポイント
Point1 | 売却活動の幅が広い |
Point2 | 登録物件数もたくさん存在する |
Point3 | 独自の広報活動システムがある |
5つの方法で不動産を売却!登録物件数は全国1万1,000件以上!
不動産SHOPナカジツはさまざまな販売活動を行っています。自社ホームページ、レインズ、不動産ポータルサイト、住宅情報誌、折り込み広告、単独チラシ、宅配チラシ、オープンハウス、ダイレクトメール、物件資料、店頭での掲示といった豊富な販売活動による売却力があることによって、確実な売却の実現が期待できます。
不動産SHOPナカジツへのアクセス
口コミ・評判
基本情報
登録資格 | 国土交通大臣(2)9346号 |
売却方法 | 仲介、買取、買取保証、任意売却、リースバック |
その他サービス | リフォーム・リノベーション、建築請負、人材紹介・人財コンサルなど |
問い合わせ | 電話・メールフォーム |
営業時間/定休日 | 営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜日・水曜日 |
店舗所在地 | 【南区東海通店】 愛知県名古屋市南区豊田2-2-14 |
不動産売却の方法①仲介
不動産を売却する方法のひとつが「仲介」です。ここでは仲介がどんな売却方法なのか、そして仲介で売却を依頼した場合の流れや仲介の契約の種類などについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしながら仲介について理解を深めていきましょう。
仲介とはどんな売却方法?
不動産売却においての仲介とは、不動産会社が売主と買主の間に入り不動産の売買契約を成立させることを指します。仲介で不動産を売却する場合は売主と不動産会社の間で「媒介契約」を締結し、依頼を受けた不動産会社が売主の代わりに売却活動を行い買主を見つけます。
無事に買主が見つかり売主と買主の間で売買契約が成立してさまざまな手続きや物件の引き渡しが完了すると、不動産会社との媒介契約も終了となります。仲介の場合は買主との媒介契約の締結時に、不動産会社に対して仲介手数料を支払うのが大きな特徴です。
仲介で不動産売却をする大きなメリットは、買取よりも高く売却できる可能性が高いことです。不動産会社を通じて広く多くの方に不動産の宣伝が行われるので、より求める条件に近い価格で買い取ってくれる方を見つけやすいのです。
仲介による不動産売却の流れ
仲介で不動産売却をする場合、まずは仲介を依頼する不動産会社を探します。気になる不動産会社には査定を依頼し、査定の内容や契約の内容に納得できれば不動産会社との媒介契約を結びます。
媒介契約が締結されると不動産会社がさまざまな方法で売却活動を行います。自社サイトや不動産のポータルサイトに掲載したり、チラシを配布したりしながら広い範囲で買主を探していきます。また不動産に対しての問い合わせ対応や、内見の案内なども不動産会社が主導で行ってくれます。
売却活動を経て無事に買主が見つかったら、書類を準備して売買契約を結びます。売買契約書を交わす前には不動産会社から買主に対し「重要事項説明」が行われ、完了したら不動産の引き渡しとなります。
引き渡しは代金の決済、登記の変更、その他諸費用の精算、物件の状態確認、鍵の引き渡しがすべて行われれば完了です。不動産の所有権を買主に移すためには、司法書士などの専門家に登記の変更を依頼しましょう。
媒介契約の種類
売却を依頼する場合に売主と不動産会社で結ぶ「媒介契約」は、じつは3種類ありそれぞれ契約内容が異なります。
その1つめが「一般媒介契約」です。複数の不動産会社と同時に契約が結べる媒介契約であり自己発見取引も可能であることから、3つのなかで一番自由度が高い方法でもあります。ただし媒介契約では売主に対する売却活動の報告義務やレインズ(国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営する不動産物件情報を交換するためのコンピューターネットワークシステム)への登録義務がありません。そのため自分から不動産会社に活動状況などを問い合わせる必要があります。
2つめが「専任媒介契約」です。この方法では契約できる不動産会社は一社のみとなりますが、一般媒介契約同様自己発見取引も可能です。3つのなかでは一番バランスの取れた契約内容だといえるでしょう。専任媒介契約では販売活動に関する報告を2週間に1回以上、レインズへの登録を契約から7日以内に行うよう定められています。
3つめは「専属専任媒介契約」です。この方法では契約できる不動産が1社であることに加え、自己発見取引ができません。そのため不動産会社に売却活動を一任することになりますが、積極的な売却活動を行ってくれる可能性が高い契約でもあります。また活動報告は1週間に1回以上、レインズへの登録義務も契約から5日以内となっているので、細かく報告が欲しい方にもおすすめの方法です。
不動産売却の方法②買取
不動産を売却するもうひとつの方法が「買取」です。ここでは買取がどんな売却方法なのか、そして買取を依頼した際の不動産売却の流れについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしながら買取について理解を深めていきましょう。
買取とはどんな売却方法?
不動産売却においての買取とは、不動産会社が買主となり直接不動産を買い取ってもらう方法を指します。買取を依頼したい不動産会社に査定をしてもらい、その内容に納得できれば契約を進められるというのが大きな特徴です。
そのため買取では、買主を探すための準備や販売活動の期間が不要であり、スピーディな売却が可能で即現金化できるというメリットがあります。仲介では最低でも買主が決まるまでに3か月はかかることが多いので、早く売却したい方には買取が向いています。
また仲介では一般的に買主が見つかりにくいとされる古い物件や違反建築、事故物件などの不人気物件でも不動産会社が買い取ってくれる可能性もあります。ただし買い取りの場合は市場価値の7割程度で取引されることが多いので、売却価格ににこだわりたい方は注意が必要です。
買取による不動産売却の流れ
不動産会社に買取を依頼する場合は、まず買い取ってほしい不動産会社に査定依頼を行います。できるだけ好条件で買い取ってもらうために、複数の不動産会社に査定を依頼して比較検討するのがおすすめです。
査定内容や条件を加味して納得できる不動産会社が見つかったら、売買契約を締結します。この際にスケジュールや残置物の処理などについての条件も決めたうえで契約を進めていきます。
基本的には引き渡しと決算が同時に行われ、物件を引き渡したら売却は完了となります。買い取りの場合は最短で数週間、一般的には1か月程度で決済・引き渡しまで完了させることが可能です。
名古屋市について
名古屋市は、三大経済圏のひとつである中部圏の中心を担っている大都市です。市内には、TOYOTAやデンソーなどをはじめとする大企業が集約しており、愛知県内の他の市区町村や中心県の各県からも人口は流入し続けています。
そんな名古屋市は、中部圏の中では唯一の政令指定都市です。関西圏のように、京都市や大阪市、神戸市、堺市というように、都市が分散していないため、人が集まりやすいです。
愛知県内のほかの市区町村からの流入も多く、豊田市や豊橋市、春日部市、岡崎市などの愛知県全体から名古屋市に集まっています。県外では、同じ中部圏内の岐阜県や三重県などを始め、静岡県、福井県、石川県、富山県などの北陸地方からも人が流入してきています。
そして、名古屋市は製造業も盛んな地域です。だからこそ、外国人労働者が多く、海外からも多くの人が移り住んできています。令和元年末における名古屋市内の外国人住人数の割合が、市内人口の4%近くになるほどです。
また、超高層ビルが立ち並ぶ長合亜駅周辺や、デパート、ブランドショップ、飲食店などが軒を連ねる栄など、名古屋市にはレジャーやショッピングも楽しめるエリアが揃っています。歴史館や美術館も多く、知的好奇心もくすぐられます。
名古屋で不動産売却をする際のチェックポイント
有名企業に関連するエリア
名古屋は、トヨタ自動車をはじめとする大手企業が多数オフィスを構えています。また、将来リニア新幹線の開業があることから、人口の流入が期待できる都市です。
大手企業が多くあることから、就職や転職を考えている方にもおすすめの地域です。そこで、ここでは名古屋市のオフィス街を紹介します。
名古屋駅
名古屋駅は、JRや市営地下鉄、名鉄など多くの路線が乗り入れている駅です。名古屋駅と併設しているJRセントラルタワーズや、JRゲートタワーなど高層ビルが多く建てられています。
名古屋駅にあるビルには、大手企業が多く入居しています。オフィスが多いのは東側で、飲食店も多いです。
名古屋駅周辺は再開発も進み、地価が上がってきています。また、ショッピング施設が多数あるため、仕事帰りのお買い物も楽しめるエリアです。
新幹線も止まる駅なので、出張があるときも便利です。
丸の内駅
丸の内駅は、名古屋城の南側にあり、名古屋有数のビジネス街です。通っている路線は、市営地下鉄の桜通線と鶴舞線の2つです。
大手企業の事務所が多くありますが、名古屋商科大学などのキャンパスもあるため、学生も多くいるエリアです。居住地としても人気があり、マンションが多くみられます。
駅周辺は治安もよく、交通の便もよいため人気のあるオフィス街です。駅から少し歩けば、緑豊かな公園もあります。
金山駅
金山駅は名古屋駅から2駅のところにあり、繁華街である栄やセントレアにも1本で行けます。名古屋市の中でも比較的駐車場が安いため、社用車を持つ会社にもおすすめのエリアです。
愛知県に住む人からすると、オフィス街という認知は低いです。しかし、交通の便やビルの数からオフィスを構えるエリアとしておすすめできます。
飲食店が多くあるため、仕事帰りの飲み会も楽しめます。JRや名鉄、市営地下鉄が乗り入れているため、アクセスもよいです。
人気のある学区
名古屋市は、大手企業が多く集まっているため、子どもの就職先として人気のある都市です。名古屋市の中でも、教育をするにあたって人気の区があります。
人気の学区にある不動産は魅力的で、不動産売却を考えているのであれば確認をしておくべきです。ここでは、名古屋市の人気学区について詳しく解説します。
城山中学校学区
千種区の覚王山〜本山エリアにある、城山中学校学区は名古屋市の中でも人気の高い学区です。覚王山や本山エリアは、高級住宅街でもあります。
市営地下鉄東山線が通っており、交通アクセスも便利です。一歩入れば閑静な住宅街もあり、憧れる人が多いエリアです。
遊具が多い公園やスーパーも近くにあるため、子どもがいる家族も暮らしやすいエリアとなっています。
富士中学校学区
東区にある白壁や東桜エリアにある富士中学校学区は、繁華街である栄にちかい位置にありますが、治安のいいエリアです。昔からある建物が残る街並みもあり、高級住宅が立ち並びます。
富士中学校の近くには、オフィスビルやマンションが多くあります。地下鉄の駅も近くにあるため、アクセスがよく、過ごしやすいです。
近くには、久屋大通パークがあり、商業施設やカフェが入っています。
汐路中学校学区
汐路中学校学区は、名古屋駅から少し離れた瑞穂区にある学区です。地下鉄桜通線で、20分ほどの距離にあります。
また、お花見スポットとして人気の山﨑川もあり、自然を感じられるエリアです。住宅街には、古くからある商店街もあります。
中心部から離れているため、静かに子育てしたい方へおすすめのエリアです。
東星中学校学区
東星中学校学区は、千種区にあり、東山公園が近くにあります。閑静な住宅街や文化施設が多くあるエリアです。
大きな公園が近くにあるため、名古屋市にいながら自然が感じられます。東山動物園もあるエリアで、子どもが楽しめます。
星が丘周辺に行けば、商業施設やカフェが多くあるため、家族でのお出かけにもおすすめです。
自然が多いエリア
名古屋市には、自然を感じられる場所があります。都会のイメージがある名古屋市ですが、エリアによっては緑を感じられると人気があります。
また、自然の多いエリアは購入者が多いため、不動産売却をするにはおすすめです。比較的大きな公園が多いため、家族連れにも人気があります。
名古屋市の自然が多いエリアについて、解説します。
中川区
中川区は、名古屋市の中で2番目に人口が多いエリアです。東部エリアには中川運河が流れており、工業地帯や工業地帯が広がっています。
中川運河は歴史のある川で、水上交通が栄えている地域です。現在は、都心とみなとエリアを結ぶ定期運行があります。
中川区の中央部には、地下鉄やあおなみ線の駅があります。区役所や図書館があり、閑静な住宅街です。
観光地として人気の荒子観音寺もあります。治安もよく、比較的住みやすいエリアです。
中川区には川が多く流れており、農業が盛んです。電車以外にもバスが通っているため、交通アクセスもよく、通勤や通学もしやすくなっています。
子育て支援にも力を入れているため、子育て世代にも人気です。年に数回、職業体験イベントを開催するなど、子育てがしやすいよう工夫がされています。
千種区
千種区は、繁華街である栄に近いエリアです。西部には商業施設やオフィスビルが多くあります。
また、ライブハウスも多くあるため、都会を感じられる雰囲気です。中央部には池下駅や覚王山駅があります。
中央部には学校や塾が充実しているため、ファミリー層が多いです。名古屋大学も近くにあるため、学生も多く暮らしています。
千種区の中央部は、静かな高級住宅街として知られています。東部には、東山動物園や平和公園があり、お出かけスポットが多いです。
他のエリアとは異なり、豊かな自然が感じられます。公園や動物園のほかにも、星が丘テラスがあり、家族で楽しめるエリアです。
人気の沿線があるエリア
不動産売却には、路線の人気度も関係します。通学や通勤で利用する路線によって、不動産の価値が大きく変わります。
名古屋市で不動産売却を考えているのであれば、人気の路線をチェックしておきましょう。今回紹介するエリアは、どこも名古屋駅や栄駅へのアクセスがよいです。
中心部へのアクセスがよい駅は、人気が高くなります。3つの駅を紹介するので、それぞれの特徴を確認してください。
新栄町駅
地下鉄東山線の新栄町駅は、名古屋市で最も人気のある駅です。名古屋駅までも1本で、約8分です。
栄駅と千種駅の間にあり、場所によってはどちらも徒歩で行けます。新栄町駅の周りには、コンビニや飲食店、スーパーが多くあり、利便性が高いです。
ライブハウスも近くにあり、若者が多く集まる駅です。栄が近く、都心の騒々しさも感じず、住宅街とsても人気があります。
鶴舞駅
鶴舞駅は、JR中央本線と地下鉄鶴舞線が通っています。名古屋市中央区にあり、金山駅や千種駅へ行きやすい駅です。
鶴舞駅の隣には、お花見スポットとして人気の鶴舞公園があります。鶴舞公園には図書館やスポーツ施設があり、歴史のある公園です。
図書館の規模は名古屋市最大級で、子ども向けの本が12万冊揃っています。若い世代に人気のおしゃれなカフェもあり、多くの人が集まる駅です。
今池駅
名古屋市の駅で3番目に人気がある今池駅は、名古屋駅や栄駅へ乗り換えなしで行けます。地下鉄東山線と桜通線が通っており、千種駅には徒歩で移動できます。
ドン・キホーテなどの商業施設や商店街もあるため、お買い物にも便利なエリアです。今池駅周辺には飲食店やライブハウスがありますが、少し離れるとマンションがあります。
お出かけスポットだけではなく、住宅街としても人気の高い駅です。名古屋駅や栄駅へのアクセスがよいと、人気が高くなる傾向にあります。
名古屋の不動産売却相場
名古屋の不動産市場
「自宅を売ったらいくらになるのか」気になっている方も多いのではないでしょうか。名古屋市の不動産売却価格は築年数や広さ、物件の状態によって異なります。
名古屋市内の不動産市場は好調で、1平米あたりの地価は平均37.5万円と高水準です。愛知県内ではトップであり、全国でも東京や大阪に次ぐ上位に位置しています。区によって差はありますが、総じて上昇傾向にあり、とくに2017年と2018年には上昇率が高くなっています。
不動産の売却価格に関しては、戸建て住宅は横ばい傾向にある一方、中古マンションの上昇率は、ここ5年ほどで約30%も上昇中です。また、土地の価格である地価も上昇しており、戸建て住宅でも高値での売却が期待できる状況です。
しかし、名古屋市内でも中村区や中区などの中心地と、ほかのエリアとでは相場にかなりの差があります。地価は年々変動しており、上昇期と下降期があるため、上昇中の時期に売却することが高値で取引するコツといえるでしょう。
なかでも、中心地の中区や中村区はとくに地価が高く、名古屋市内で高値の物件が集まるエリアとして注目されています。中村区が1平米あたり約151万円、中区が約110万円と高水準です。それに続いて東区が約45万円、千種区が約30万円となっており、守山区や港区は1平米あたり約10万円前後で下降傾向にあるでしょう。
また、学区によっても物件の売却価格が影響されます。昭和区には教育レベルの高い小学校や有名私立校があり、瑞穂区には私立中学への進学率の高い小学校があります。
ほかにも、部活動に力を入れた学校がある瑞穂区などが、人気を集める学区です。人気の高い学区エリアは、名古屋市内で平均的〜上位の地価に入りますが、中区などの中心部と比較すると手の届きやすい範囲です。
そのため、名古屋市の地価上昇傾向やマンションの需要増加により、売却価格は高値で取引される可能性があります。しかし、不動産売却価格は地域や築年数、物件の状態によって相場に差があるため、不動産の売却を検討する場合は専門家に相談することをおすすめします。
エリア別の不動産売却相場
ここでは、エリア別に不動産売却相場を紹介します。
名古屋市中心部
名古屋南部
名古屋市北部
それぞれを詳しく見ていきましょう。
名古屋市中心部
中区や中村区など、名古屋市中心部の不動産売却相場は、以下のとおりです。
1K~1LDK:約2,000万円~3,000万円
2LDK:約3,000万円~4,000万円
3LDK:約4,000万円~5,000万円
4LDK:約5,000万円~6,000万円
名古屋市は、自動車産業や電子産業などの有名企業が多く集まる経済の中心都市であり、一流企業が多いため、ビジネスマンや家族が引っ越してくるケースも多いです。なかでも、中区や中村区など、名古屋市中心部は利便性が高く、繁華街として商業施設が多く立ち並ぶ栄や大須、名古屋駅などはとくに多くの人でにぎわっています。
国土交通省が公表している「不動産取引価格情報」を確認すると、中区エリアの中古マンションの取引価格は2LDK80m²で最高約8,900万円、オープンフロア15m²で約110万円です。中区や中村区には、現代的な都市型マンションが多く立ち並んでおり、高級マンションの需要が高いことも売却価格を押し上げています。
また、中区の東側に位置する昭和区は屈指の文教エリアであり、進学先が豊富なことも魅力です。若い世代が多く集まる中心部では、商業施設だけでなく、桜の名所や自然を楽しめる公園なども豊富です。
そのため、中古物件の場合は、築年数や専有面積によって価格が変動しますが、全体的な相場は、南部や北部と比較し高い傾向にあります。平均価格として、100平方メートルまでは3,000万円台から4,000万円前後で推移していますが、100平方メートルを超えると1億円以上の価格になる場合もあります。
名古屋市南部
南区や港区など名古屋市南部の不動産売却相場は、以下のとおりです。
1K~1LDK:500万円~1,000万円
2LDK:1,000万円~1,500万円
3LDK:1,500万円~2,000万円
4LDK:2,000万円~2,500万円
名古屋市南部は工業地帯として知られており、TOYOTAをはじめとする有名企業が集まっています。また、観光地も多く、レゴランドや名古屋港水族館などが人気を集めています。都市開発が進み、住宅地も随時整備されており、マンションや戸建ての需要が高いエリアです。
南部エリアのなかでも、瑞穂区は教育機関が充実しているだけでなく、桜の名所やスポーツ公園なども多く存在し、ファミリー世帯にとって住みやすいでしょう。また、緑区は人口の多い区として知られており、桶狭間古戦場など歴史的なスポットから、新しく開発された住宅地まで多様なエリアが広がっています。
住みやすさとは反対に、名古屋市南部の売却相場は中心部よりも低めを推移しており、平均価格は1,600万円前後とされています。しかし、人気の高いエリアでは2,000万円を超える相場になる場合もあります。名古屋港の発展と再開発により、将来的に相場が上がる可能性も期待できるでしょう。
名古屋市北部
千種区や北区、守山区など名古屋市北部の不動産売却相場は、以下のとおりです。
1K~1LDK:500万円~1,000万円
2LDK:1,000万円~1,500万円
3LDK:1,500万円~2,000万円
4LDK:2,000万円~2,500万円
名古屋市北部は、広々としたエリアに住宅街が整備されており、とくに守山区は自然が豊かで、のびのびとした教育環境を求めるファミリー層に人気があります。近年ではマンション需要も高まっており、大型のマンションが建設されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
また、千種区の中心部は文教エリアとして知られており、丘陵地帯に位置しています。音楽施設や教育機関、大きな公園や動植物園など、アクティビティに適したスポットも充実しているため、子育てに適した環境として注目を集めています。
名古屋市北部エリアのなかでも、住みたいエリアとして注目されているのは、千種区の星ヶ丘や東山です。治安がよく、自然豊かで住みやすいため、とくに女性やファミリー層に高い人気を誇っています。
また、地下鉄の東山線沿いも住みやすく、街並みが整っていることから需要が高いエリアといえるでしょう。大型ショッピングモールがあり、買い物にも便利で交通の便もよいことから、理想の住環境が整っている千種区は名古屋市内で特に人気の高いエリアです。
しかし、交通の利便性については中心部や南部に比べて劣る部分もあります。地下鉄がとおっていないため、市バスやJRを利用する必要があり、一部のエリアではアクセスに不便を感じる可能性も少なくありません。
そのため、名古屋市北部の売却相場は南部に比べて低めに推移しています。千種区の中心部は文教エリアであるため、一部のエリアでは売却相場が高めに設定されていますが、平均価格としては約2,000万円前後となっています。
名古屋の不動産売却の動向
名古屋市の不動産の売却を検討している方は、不動産売却の動向をチェックしておきましょう。名古屋市の不動産売却の動向について、中古マンションと中古一戸建ての成約件数や平均価格をご紹介します。
中古マンションの場合
中古マンションの売却の動向について、2023年1月〜2023年9月の期間内の動向を、3か月ごとにご紹介します。各期間の成約件数と平均価格、3か月前のデータと比較した結果をお伝えするので、中古マンションの売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
公益社団法人中部圏不動産流通機構の調べによると、2023年1月〜3月は、成約件数が618件、平均価格が2,580万円です。2023年4月〜6月は、成約件数が547件、平均価格が2,816万円です。
2023年1月〜3月と2023年4月〜6月のデータと比較すると、成約件数が71件減少していますが、平均価格が236万円増加しています。2023年4月〜6月は、平均価格が2023年1月〜2023年9月の期間内でもっとも高い時期となっています。
2023年7月〜9月は、成約件数が590件、平均価格が2,796万円です。3か月前の2023年4月〜6月のデータと比較すると、成約件数が43件増加し、平均価格が20万円減少しています。
これらのデータから、中古マンションの売却件数は平均600件前後、平均価格は2,500万円台〜2,800万円台であることがわかるでしょう。2023年7月〜9月のデータによると、3K〜3LDKの間取りの物件がもっとも多く売却されています。
出典:公益社団法人中部圏不動産流通機構・中部圏市場動向「愛知県名古屋市統計資料」
中古一戸建ての場合
中古一戸建ての売却の動向について、2023年1月〜2023年9月の期間内の動向を、3か月ごとにご紹介します。各期間の成約件数と平均価格、3か月前のデータと比較した結果をお伝えするので、中古一戸建ての売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
2023年1月〜3月は、成約件数が250件、平均価格が3,552万円です。2023年4月〜6月は、成約件数が206件、平均価格が3,694万円です。
2023年1月〜3月と2023年4月〜6月のデータを比較すると、成約件数が44件減少し、平均価格が142万円増加しています。2023年1月〜3月は、成約件数が2023年1月〜2023年9月の期間内でもっとも多い時期となっています。
2023年7月〜9月は、成約件数が230件、平均価格が3,625万円です。3か月前の2023年4月〜6月のデータと比較すると、成約件数が24件増え、平均価格が69万円減っています。
これらのデータから、中古一戸建ての売却件数は平均200件〜250件ほどです。2023年7月〜9月のデータによると、120平方メートル〜200平方メートルの物件がもっとも多く売却されています。
名古屋で不動産売却をする際に確認すること
名古屋の不動産売却を考えている方は、いくつかポイントを確認しておくことが大切です。ここでは、不動産を売却する前に確認しておくべきことを4つご紹介します。
売却しやすい平均専有面積
名古屋市で売却しやすい平均専有面積は、エリアによって異なります。ここでは、公益社団法人中部圏不動産流通機構の統計データをもとに、2022年10月〜2023年3月の売却しやすい平均専有面積を名古屋市東部と西部に分けてご紹介します。
名古屋市東部は、千種区、守山区、緑区、名東区、天白区です。名古屋市西部は、東区、北区、西区、中村区、中区、昭和区、瑞穂区、熱田区、中川区、港区、南区を指します。
2022年10月〜12月は、東部が76.09平方メートル、西部が71.30平方メートルです。2023年1月〜3月は、東部が75.28平方メートル、西部が69.35平方メートルです。
名古屋市東部と西部の平均専有面積を比較すると、東部のほうが大きい傾向にあります。名古屋市東部と西部ともに、70平方メートル前後の物件が売れやすい傾向にあるといえるでしょう。
出典:公益社団法人中部圏不動産流通機構・中部圏市場動向「愛知県名古屋市統計資料」
ハザードマップで想定される被害
不動産を売却する際、水害ハザードマップによる重要事項説明が義務化されています。洪水や高潮など、過去に起こった災害から想定される被害を調べておくことがポイントです。
たとえば、2011年9月19日〜21日には、台風からの暖かく湿った空気により、停滞する秋雨前線が刺激され、記録的な大雨となりました。大雨により庄内川が越水し、死者3人、負傷者7人、一部破損1棟、床上浸水61棟、床下浸水317棟の被害がでています。
また、2008年8月28日〜29日には、本州付近に停滞した前線に南から空気が入り、寒気が流れ込んだことから、記録的な大雨となりました。名古屋市では、建物半壊1棟、床上浸水1,175棟、床下浸水9,929棟の被害が出ています。
水害のほか、地震の被害がないかも確認しておきましょう。名古屋市で起こった地震による被害で最新のものは、1946年12月21日4時19分に起こった南海道地震です。
南海道地震は、マグニチュード8.1の規模で四国や九州、近畿、中国、中部地方の一部で被害が出ています。名古屋市域の震度は、4~5を記録しています。
出典:愛知県名古屋市ホームページ 過去の災害から学ぶ名古屋 「名古屋市域に被害をもたらした水害年表」 「名古屋市域に被害をもたらした地震災害年表」
売却完了までの流れ
不動産を売却する前に、スムーズに手続きを進められるように、売却完了までの流れを把握しておきましょう。不動産売却完了までは、不動産会社を選ぶ、机上査定をする、訪問査定をする、査定価格を検討する、売却活動をする、媒介契約の締結をするという流れとなっています。
机上査定とは、現地を訪問せずに行う評価のことです。机上査定を行う際、市場データ、過去の取引事例、公的な登記情報、写真、所有者からの情報などにもとづいて価値を推定します。
迅速でコストが低いことが特徴ですが、現地の状態を直接確認しないため、情報が不完全である可能性があります。訪問査定と大幅な差額が生じる恐れがあるので、参考程度にするとよいでしょう。
訪問査定とは、現地に訪れて行う査定のことです。訪問査定では、査定士が物件の状態、周辺環境、改修の必要性などを詳細に確認し、査定価格を算出します。
最終的に訪問査定で査定価格が確定することがほとんどで、より精度の高い評価が期待できます。ただし、査定価格が確定するまで、時間とコストがかかるケースがあるでしょう。
また不動産会社を選ぶ際には、物件のあるエリアに精通しているかが重要です。営業店舗が多ければ、希望者に物件情報が行き届きやすいので、売却実績とともにチェックしてみましょう。
売却にかかる諸費用
不動産の売却には、さまざまな諸費用がかかります。物件の売却金額や残っている住宅ローンの状況によって、売却にかかる諸費用が変動します。
主な諸費用は、仲介手数料や譲渡税、住宅ローン返済手数料、印紙税、抵当権抹消費用などです。仲介手数料は法律で上限が決められているほか、不動産の売却価格に応じて決まっており、売却価格が1,000万円の場合の上限は396,000円(税込)となります。
譲渡税は、建物や土地などの不動産を売って得た譲渡所得に対して発生する所得税と住民税を指します。譲渡所得は、不動産の売却価格から購入時にかかった費用と売却にかかった費用を差し引いたものです。
住宅ローン返済手数料は、残った住宅ローンを一括返済する場合や繰り上げ返済する場合にかかる事務手数料です。銀行によって手数料が異なりますが、窓口よりもインターネット経由のほうが費用を抑えられます。
出典:e-Gov法令検索「宅地建物取引業法・宅建業法第46条」
不動産売却にかかる費用や税金
じつは不動産売却にはさまざまな費用や税金がかかります。売却が決まってから費用についての不安を感じないようにするためにも、ぜひ事前に費用や税金について理解を深めておきましょう。
仲介手数料
仲介で売却が成立した場合には、不動産会社に対して仲介手数料を支払います。仲介手数料は売買契約が成立した際に半分、物件の引き渡し完了時に残りの半分を支払うのが一般的で、買主が見つからなかった場合はもちろん費用は発生しません。
仲介手数料は宅地建物取引業法(宅建業法)という法律で、金額の上限が定められており売買価格によって変動します。そしてその割合は下記のようになっています。
売買価格が200万円以下の場合:売却価格×5.5%
売買価格が200万円を超えて400万円以下の場合:売却価格×4.4%
売買価格が400万円を超える場合:売却価格×3.3%
※400万円以下の不動産売買の仲介手数料は上限が18万円
上記で算出した価格に消費税がプラスされた金額が、実際の仲介手数料となります。
その他の費用
売却時には仲介手数料だけでなく、さまざまな費用が発生するケースがあります。たとえば売却する不動産が住宅ローンの返済中だった場合は、住宅ローンの一括返済をする必要があります。この際に住宅ローン返済手数料として、銀行によって異なるものの1万円~3万円程度の費用がかかります。
また住宅ローンの完済後には抵当権の抹消をします。このためには抵当権抹消登記が必要になり、手続きを依頼する司法書士への手数料を含めて5,000円~2万円程度の費用がかかります。
これ以外にも売却時にハウスクリーニングをする場合はその費用、また測量をする場合は測量費用、一戸建てで解体が必要な場合は解体費用、家財や残置物の処理を行う場合は処分費用なども発生します。
税金
不動産を売却した際にかかる税金のひとつとして「譲渡所得税」があります。これは不動産を売却して得られた利益である譲渡所得にかかる所得税や住民税のことで、総称で譲渡所得税と呼ばれています。譲渡所得は「譲渡所得=売却価格-(取得費+譲渡費用)」で計算されます。
またこれにかかる税率は不動産の所有期間によって異なり、所有期間が5年以下の土地・建物の場合は所得税が30%、住民税が9%、復興特別所得税が0.63%で合計39.63%です。所有期間が5年超の土地・建物は所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%で合計20.315%です。
そして売却時にかかる税金として「印紙税」もあります。これは広範な文書に負担を求める文書課税のことで、買主と交わす不動産売買契約書に印紙を貼って消印することで、納税したことになります。印紙税の金額は売買金額によって異なり、500万円を超え1000万円以下の場合は5,000円、1,000万円を超え5,000万円以下の場合は 1万円など細かく分かれています。
不動産を売却する際、不動産会社選びで重視するポイントは?WEBアンケートで調査しました!
不動産の売却では不動産会社の選び方がとても大事になってきます。どのような会社を選ぶかによって、売却が成功するかどうかが変わってくるので、選ぶ際は徹底的にこだわるようにしましょう。
そこで、今回は不動産を売却する際に会社選びで重視するポイントについてのアンケート調査を行いました。不動産売却を検討している人は参考にしてみてください。
「不動産を売却する際、不動産会社選びではどのような点を重視しますか?(複数回答可)」という質問をしたところ、結果は以下のようになりました。
第1位は「そのエリアに精通しているか、地域密着か」で24%でした。地域に密着していてエリアに精通している会社は、ほかの会社が知らないような時間帯による環境の変化や治安などにまで詳しい場合が多いので、できるだけ地域密着型の会社を選んだほうが売却の成功率は上がります。
第2位は「不動産売却の実績が豊富か」で21%でした。過去の売却実績が豊富な会社なら、それだけ素早く売却が完了することが期待できます。ホームページなどであらかじめ実績を見ておくようにするとよいでしょう。
第3位は「担当者の人柄や相性、対応力」で20%でした。担当してくれるスタッフ・営業マンとの相性や対応力がどのくらいのレベルなのかも確認してください。
第4位は「相続や住み替えなど、売却以外のサービスにも対応できるか」で12%でした。不動産の売却では相続や住み替えといった売却以外の各種手続きなども必要になることが多いので、そういった場合にもしっかり対応してくれる会社を探すようにしましょう。
第5位は「各種有資格者が多く在籍しているか」で10%でした。宅建士などの資格保有者の数も信用度に影響してくる部分となるため、資格を持っているスタッフの数についてもチェックは非常に大切です。
第6位は「グーグルマップ等の口コミ評価が高いか」で8%でした。実際に会社を利用した人の評価はとても参考になるので、グーグルマップなどを見て口コミの内容を把握しておくのもおすすめです。
第7位は「店舗の内観や外観、駐車場の有無など」で6%でした。店舗の内観や外観にこだわっている会社は、訪れる人に少しでも快適に過ごしてもらおうという配慮が感じられるのでおすすめできます。また、駐車場が用意されている会社も同様の理由で信頼できるといえるでしょう。
以上がアンケートの結果となります。次の見出しでは不動産会社の選び方について確認していきましょう。
不動産会社の選び方
不動産売却に対応している不動産会社は、名古屋市内にもたくさんあります。そのためどの不動産会社を選べばいいかわからないと感じている方も多いのではないでしょうか。ここではそんな方のために、不動産売却を依頼する不動産会社を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。
対応エリアや対応サービス
不動産会社選びの際にまずチェックしたいのが対応エリアです。対応エリアは広いほどいいのではなく、売却を希望している不動産のあるエリアに強いかどうかで選びましょう。長くその土地で営業している不動産会社であれば、エリアについて詳しく不動産の相場や地域特性や周辺情報についてよく理解しているので、売却活動時に買主候補への上手なアピールをしてくれる可能性があり、売却がよりスムーズに進むことがあります。
そして対応エリアと一緒に確認したいのが対応サービスです。仲介や買取はもちろん、空き地や空き家、また相続の相談や住替え時の住宅会社の紹介など幅広いサービスを提供している不動産会社に依頼するのがおすすめです。
さまざまなサービスに対応できると提案できる内容も増えるので、悩みや不安を解消して売却できるようサポートしてもらえたり思ってもいなかったような提案で最適な売却ができたりする可能性があります。ぜひ不動産会社探しの際には、対応エリアやエリアについて詳しいかどうか、そしてどのようなサービスを提供しているのかを確認してみてください。
担当者の対応力や有資格者の有無
安心して不動産売却を進めるためには、担当者の対応力や有資格者の有無も確認したいポイントです。とくに不動産取引において必要不可欠である「宅地建物取引士」の資格保有率が高い不動産会社なら、最適な提案やアドバイスをしてもらいやすいためおすすめです。
また宅地建物取引士の資格のみを保有していても、より踏み込んだ相談に対応できない場合があります。だからこそ、宅地建物取引士の資格に加えて、空き家マイスターや競売不動産取扱主任者、相続診断士、ビジネス実務法務エキスパート、ファイナンシャルプランナーなどといった、不動産売買のさまざまな悩みを解決できる資格を持つスタッフがいる不動産会社を選びましょう。
資格保有者の数が多いとそれぞれの場面での専門家に相談することができるので、最短で問題に対する解決策を見つけることができたりよりよい条件で売却ができたりする可能性もあります。スタッフの資格については公式サイトに掲載している不動産会社も多いので、ぜひチェックしてみてください。
実績や口コミ
数多くの不動産会社のなかから、信頼できる不動産会社を判断するのは大変なことです。だからこそ、これまでの実績や、実際に不動産会社を利用した方の口コミなどもチェックして依頼する不動産会社を絞ってみましょう。
実績をチェックする場合は、とくに売却したい不動産のあるエリアでの実績や、成約率などを参考にするのがおすすめです。不動産会社によっては実績として取引した不動産のエリアや成約価格を掲載していることもあるので、そのような不動産会社ならより安心です。
そして口コミも不動産選びで重要なポイントです。とくに自社サイトに掲載されている口コミではなく、グーグルマップなど手を加えることができない他社サイトでの口コミの評価が高いと、信頼度も高くなるといえます。
口コミには実際に利用した方の素直な意見が書かれているので、気になる不動産会社が見つかったら、いい意見も悪い意見も一通り目を通してみましょう。もちろん口コミのみで判断するのはおすすめしませんが、多くの不動産会社から数社に絞る場合などに非常に役立つはずです。
店舗の様子
実際に店舗に訪れてみて、その様子を見ることでも不動産会社の良し悪しを判断することができます。たとえば店舗の内装や装飾、外観が魅力的で、いつでも清潔感があることはとても大切です。なかには節約の観点から簡素であったり安っぽい装飾などが目立ってしまう不動産会社もありますが、そのような場所で自分の大切な不動産を売却したいと思う方は少ないはずです。
店舗に訪れた際の第一印象は、最後まで残り続けることも多いので、まず「この会社に売却を依頼したいかどうか」を、店舗の様子で判断してみましょう。また公式サイトなどに写真が掲載されていることもあるので、事前にそちらもチェックしておくといいかもしれません。
そして駐車場の有無についても不動産会社選びでチェックしたいポイントです。コインパーキングが近くにある店舗も多いですが、何度も店舗を訪れればその費用も蓄積されていきます。費用を負担してくれる場合もありますが、そもそも負担してくれるサービスがあるのかを不安を感じてしまう方もいるはずです。
その点、店舗に駐車場があれば悪天候の日などでも訪れやすいですし、さまざまな不安を感じる必要もありません。だからこそ、できるだけ駐車場のある不動産会社を選び不動産取引以外の不安や負担を減らしましょう。
名古屋で不動産売却をするなら、後悔のない不動産会社選びをしよう!
不動産売却は自分や家族などが大切にしてきた不動産を手放すことであり、また大きな取引であることから、できるだけ後悔のない売却をしたいものです。そしてそのためには信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
名古屋で不動産売却をするのなら、地域について詳しく売却の実績が豊富で、幅広い相談に対応できるスタッフやサービスが整っている不動産会社を選びましょう。そのような不動産会社に依頼できれば、売却する前も売却してからも、不安を感じることがないはずです。